2014年12月26日

第7回スペースカフェ☆お茶の水
皆既月食観望会

約3年ぶりの皆既月食。東京、お茶の水の空に浮かぶ月の色は?

日時:2014年10月8日(水)18時〜
会場:新お茶の水ビルディング「駅前広場」
講師:阪本成一教授(国立天文台)

18:00 ビルの上に真ん丸な満月が姿を現しました。
日没後、少しずつ空が藍色になってきた夕暮れ時の東京御茶ノ水の「駅前広場」にどこからともなく集まってきた人びと。そうです、みなさんの目的は皆既月食の観察です!通りすがりの方も立ち止まり、大型ディスプレイの前にはいつの間にか100人くらいの人だかりができました。

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月食とは、太陽―地球―月が一直線になったときに、地球の影に月が入り、月の全部または一部が欠ける現象のことです。日食は地球の一部の地域でしか見ることはできませんが、月食は月が見えるところなら、どこでも見ることができます。また、日食と月食だと日食のほうが珍しい天文現象です。月食の時に月周回衛星「かぐや」から地球を撮影した不思議な画像のご紹介をいただきました。月から地球を撮影すると、地球が太陽を覆います。地球の周りに太陽光が輝きダイヤモンドリングのように見える神秘的な画像でした。

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18:15 少しずつ欠けてきました
◆月食を観察するポイント◆

★月の欠け方
いつもの満ち欠けとは違い、大きなものに削られたように見えます。空を見上げてみると「なるほど!」さっきまで真ん丸満月でしたが、確かに月がかじられたように見えます。

★月の周囲の星
暗くなると普段は見えない月の周りの星が見えます。今回は天王星が見えるそうで楽しみです。

★月の色
皆既月食のとき、月は見えなくなるのではなく赤銅色になります。太陽光が地球の大気を通過する時に青い光は大気中で散乱してしまい、残りの赤い光が月に届き、照らすので赤っぽく見えるのです。大気の塵の状態により色は若干変わるそうで、火山の噴火も影響します。いったいどんな色に見えるのでしょうか?

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19:00 もうすぐ皆既月食観望会です。
観望会では2台の天体望遠鏡を設置しました。空にはもうすぐ皆既食になりそうな月が浮かんでいます。天体望遠鏡を覗いていた、宇宙が大好きだという小学3年生の女の子に感想を聞いてみると、「月の色は茶色っぽいかんじで、きれいです。」とても満足そうで楽しそうでした。

19:24 ついに皆既月食です。
望遠鏡を覗いてみると立体的な月に見えます。色は優しい茶色のような薄いオレンジでしょうか。そして月の近くには天王星が見えました。月食は肉眼でも十分楽しめますが、天体望遠鏡や双眼鏡で見ると月面の様子もくっきり見え、また肉眼では見えない星も見えて感動しました。皆既月食になったとたん、雲がでてきましたが雲の切れ間に観察をしました。

20:24 そろそろ皆既月食も終わりです。
皆既月食の終わりごろ、観望会が終了しました。月が満月に戻るようすをじっくり観察をしたかったのですが月に雲がかかっているので断念しました。次回の月食は2015年4月4日です。お楽しみに!

今回の月食は、皆既月食になったとたんに雲がかかってきましたが雲の切れ間に観察をすることができました。暑くも寒くもなく気持ちの良い季節で、また夕方からの観察だったので、たくさんの方と楽しく観察ができました。月にまつわる興味深いお話しをしていただいた阪本先生、そして観望会を盛り上げていただいた参加者の皆さま、本当にありがとうございました。

月をじっくり眺める機会はあまりありませんでしたが、月面の模様を観察したり、クレーターを観察したり、アポロが降り立ったところ探してみたりと楽しみ方はいろいろあることを、阪本先生に教えていただきました。秋の夜長、たまには月を愛でてみてはいかがでしょうか。

レポート:新谷明日子
撮影:京田綾子
posted by Sカフェ事務局 at 17:00| スペースカフェ開催レポート